角膜が薄い場合はレーシックは無理?

角膜が薄い場合はレーシックは無理?

日本人の平均の角膜の厚さは520〜540μmと言われています。長期間のコンタクトレンズの使用などの理由により、角膜の厚さが平均よりも薄くなってしまっているというのはしばしば聞かれることです。

 

そのせいで一般的なレーシック手術を断られるというのもよくあります。だからといって視力回復ができないというわけではありません。角膜が薄い方向けのエピレーシック、ラゼックという方法もあるのです。

エピレーシック

レーシックを説明する医師

エピレーシックは、エキシマレーザーで角膜を照射して屈折矯正手術をする方法で、レーシック手術の手法の1つです。角膜が薄い方や近視・乱視が強く、通常のレーシックが適用できない方がよく手術を受けられます。

 

一般的にはマイクロケラトームを使用してフラップを作りますが、エピレーシックでは専用のエピケラトームでフラップを作成します。

 

そして、通常では5層ある角膜のうちの表面2層である、角膜上皮層とポーマン層からフラップを作りますが、エピレーシックでは角膜上皮層のみを使ってフラップを作ります。

 

角膜上皮層は常に新しく生まれ変わっているので、エピレーシックではフラップは最終的に完全になくなります。

 

これにより、通常のレーシックでまれにあるフラップのずれが起きません。それゆえにスポーツ選手など過激な運動をする人はエピレーシックを受けています。

 

しかし、エピレーシックでフラップを作る角膜上皮層は神経が通っているので、通常のレーシックに比べて術後の痛みがしばらく続くのが難点といえます。

ラゼック

ラゼックは、アルコールで角膜をやわらかくして角膜上皮層をはがしてフラップを作り、エキシマレーザーで角膜を照射します。

 

エピレーシックとの違いは、角膜上皮層のめくり方がエピケラトームによるものか、アルコールによるものかということです。

 

術後の経過もだいたい同様であり、どちらを選ぶかはクリニックと患者の相談次第になります。

 

ただラゼックの場合は痛みが大きいというデメリットもあります。もちろん人にもよりますが、大の大人が叫び声をあげたなど、ちょっと怖い話もあります。

 

いずれにしても、自分に合った方法でレーシック手術に臨むと良いでしょう。